「CP+2016 マルマン/キャンソンブースにて」

今年もカメラと写真映像の祭典CP+が閉幕しました。
昨年に続いて今年も
私事としてはマルマン/キャンソンブースでのプリント展示に
作品を使用していただき、
たくさんの方にご好評いただくことができたようです。

私の作品を今年も使用していただけること、
とても嬉しく感じています。

普段個展や展覧会の際には
このキャンソンインフィニティの
バライタ・フォトグラフィックという
半光沢で画像の持つディティールに色調を正直に表現してくれる
上質な用紙を使用させていただいていますが、

今回のプリントには
アクアレル・ラグという水彩紙ベース系の
紙の表面に手漉きで作ったようなおうとつを感じる
モールドメイドのファインアートペーパーを使っていただきました。
おうとつはあっても
色が大きく滲むようなこともなく、
はっきりと鳥の姿を描写してくれていました。
水彩画のような風合いとなり、
ふんわりと小鳥の世界に浸れるようなプリントに
仕上がっていたのではないかと感じています。

ディスカバリー・パックという
体験用に各種の用紙を合わせたパックなども販売されていますので、
アートとしてのプリントにご興味のある方は
ぜひ試していただきたい用紙たちですね。

キャンソンインフィニティ

「CP+ 2016が開始されました」

いよいよ本日より年に一度の
カメラと写真映像のワールドプレミアショー
CP+ 2016 がみなとみらいを舞台に開始されました!

自分も土曜日に訪れ、
いろいろと新しい情報を得られたらと思っています。

そして個展など展覧会の度に用紙を協賛していただいている
マルマンさんのブースでは、
作品展示として自分の作品も一枚展示していただいております。

リンクの記事の写真にもブースの全景が映されていますが、
真ん中あたりの桜色の作品が私の作品になります。

ちょうど今見ごろを迎えている早咲の桜
河津桜とメジロの一枚です。

ぜひCP+の会場へ訪れた際には、
私の作品も含め、
上質なアート紙にプリントされた作品たちを
用紙による表現を合わせじっくりとご覧になっていただけたらと思います。

【CP+2016に出展中です!】本日よりパシフィコ横浜にてCP+2016が開催中です!マルマン/キャンソンブースではキャンソンインフィニティを用いた作品展示を行っています。また、キャノンさんの最新プリンターを用いたプリントデモや、数…

Posted by マルマン/maruman on 2016年2月24日

「富士山を見て過去を振り返る」

今日は富士山(223)の日ということで、
富士山の写真を、

少し古い写真を引っ張り出してみました。

まずは約10年前、
2006年冬の精進湖の富士山です


撮影日:2006年12月6日
撮影地:精進湖
カメラ:Panasonic DMC-LZ2
(発売日:2005年 2月下旬)
http://panasonic.jp/dc/p-db/DMC-LZ2.html

自分が初めて手にしたデジタルカメラ、
LZ2で撮影した富士山です。
学生の頃からバイクツーリングに夢中で、
たくさんの魅力的な景色と出会って、
カメラ付き携帯などを使って記録には残していましたが、
それを何とかもっと良い形として残せないかという想いで
大学4年生の初夏に手に入れました。

それが2005年で、
その翌年には地元山梨の企業へ就職して
自分の車も手に入れて、
バイクだけでなく車も足として、
地元のスポット開拓に明け暮れていました。
そんな中でやはり特別な存在だった富士山、
この精進湖にも何度も通いました。
ここからの富士山はほんとに美しく、
いつ訪れても惹き込まれます。


撮影日:2006年12月6日
撮影地:精進湖
カメラ:Panasonic DMC-LZ2

そして、もっと幅の広い表現をと、
子供の頃から望遠鏡が好きだったのもあって、
高倍率ズームを搭載したデジカメに惹かれて、
35㎜換算504㎜の望遠を持つFZ18を手に入れました。
まだこの頃は一眼レフというのが敷居が高くて、
迷った中、このネオ一眼という選択をしました。

高倍率ズームを手に入れて、
今度は今まで切り撮れなかった世界を切り撮りたいと
距離を置いた風景を探して、
車に寝袋を積んで行動範囲も広がっていきました。

そんな中でずっと気になっていた、
高ボッチ高原、
冬季閉鎖されるぎりぎりを狙って
撮りに行きました。
今ではだいぶ観光地化しているようですが、
当時は人もまだまばらで、
真っ暗で静かな雪山の上はだいぶ怖かったのを覚えています(笑)


撮影日:2008年12月7日
撮影地:高ボッチ高原
カメラ:Panasonic DMC-FZ18
(発売日:2007年 8月25日)
http://panasonic.jp/dc/p-db/DMC-FZ18.html

この一枚も当時の自分にとってはとても特別な一枚でしたが、
今見るとクオリティ的にも
だいぶ厳しかったんだなと感じますね。

そんなこんなで地元でのんびり気ままに写真を撮り歩いていたのですが、
何かが足りなくて、
もっと自分にできることを見つけたいと、
そんな気持ちが高まって2009年の春に
勤めていた仕事も辞めて、
好きだった車も手放して、
何かわからないものを探しに神奈川へ飛び出してきました。

でも最初の2,3年はとても中途半端で、
どこに向かっているのかも分からないような微妙な時期が続きました。

そんな中で2010年の秋に自分にとって初の一眼レフとなる
NikonのD7000を購入しました。
そこからは少しずつ写真を通して
いろんな人と繋がることのできる場へと足を運んでいって、
ブログだったりmixiなんかでも交流を始め、
それから2011年の秋頃にはGoogle+というSNSにも出会って、
ほんとにたくさんの方と繋がることができました。
刺激もたくさん受けて
自分を発信しるということを学んで
なんとなくふわふわしていた自分の表現が、
どこへ向かいたいのは徐々にはっきりしていったように思いました。

そこからはとにかく
自分の色というものを知ってもらいたくて、
少し自分の中での表現も小さく絞って
がむしゃらに発信してきました。

そして昨年には、ついに個展という機会もいただくことができました。
自分のやってきたことが
ちゃんと形になってきたというのを実感させてもらいましたね。

まだまだ小鳥という表現も
もっと精進して磨いていかなければならなく、
自分にとっては幹のような部分だと思っていますが。

伝えたいことはそれだけではないという気持ちもあり、
また今度は少し原点を振り返り、
富士山をというわけではないですが、
昔見ていたものや感じていたものを
今の視点で見て感じて切り撮り、
少しずつ形にしていけたらと思っています。

そしてそれを皆さんにも感じてもらえたらと思います。

と、過去に撮った富士山を見ていたら、
昔の記憶がたくさん蘇ってきました♪